先日、お馴染み様がご来店された際に、切れてしまったお念珠を預かりました。
修理後にメールで写真を送って確認していただき、郵送するという手順になりました。
お馴染み様曰く「本物のアメジストじゃないことは分かっているのだけれど、私にとってはとても大切なものだから修理してまた使えるようにして欲しいんです。」
房と本体は、編み込みで直接繋がっています。
房の中の結び目(留め部分)は、こんな感じでした。
そこを分解して、房だけにしました。
全てを分解して、パーツ毎に分けました。
本体は6mm玉の仕様です。
Wisteria(ウィステリア)は、仏具屋ではなく石屋です。
預かる際に、「ここは編み込みではなく、石に変更します。」と了解を得てリメイク。
ボサ玉から房に繋げる部分と、房の中の「留め」の部分をアメジストに変更しました。
房の中の筒が太めだった為、6mm玉と4mm玉のアメジストを用いました。
繋ぎの部分は4mm玉のアメジストを3つずつ。
全体は、こうなりました。
完成後、一晩水晶の上でお休み。
房が水晶に引っかからないように、OPP袋に入れています。
郵送にてお届けの後、
お念珠様の修理、ありがとうございました。
パチモンアメジスト石に本当の石が組み込まれて、パワーアップした輝きでございます。
一応「形見品」でしたので、復活出来て良かった~。
本当にありがとうございました。
と、メールをいただきました。
大切なお念珠を、お預けいただきありがとうございます。
大切な思い出のあるもの。可能な限り使えるように。
割れたりしているものは、危険なので外して新しくします。
このタイプのお念珠に限りますが、製作のほか、修理や石の交換などできます。
ブレスレットの修理とは違い、少しお時間が掛かりますのでその点はご了承ください。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
お念珠修理に際し、写真などの開示をご快諾いただき、ありがとうございます。